バックオフィス職の6割が転職を検討中!「辞めたい」より「育ちたい」本音と企業に求められる支援とは?

  • 2026/6/2
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転職検討率61.3%!2人に1人以上が「揺れている」

「2026年に入ってから転職を考えたことがありますか?」という質問に対し、「ある」と答えた人は98名で、全体の61.3%にものぼりました。これは、組織の多数派が「いつ辞表を提出してもおかしくない」状態にある可能性を示唆しています。直近の期間での問いにもかかわらず、これほど高い数字が出たことは、バックオフィス職のキャリア意識が大きく変化していることをうかがわせます。

2026年に入ってから転職を考えたことがありますか?

不満のトップは「待遇面」でも、転職の決め手は「キャリアパス」

バックオフィス職として働く中で感じる不安や不満については、「年収や福利厚生など待遇面」が26.9%で最も多く挙げられました。しかし、それに僅差で続くのが「スキルアップの機会がない・キャリアパスが見えない」で25.0%です。この結果から、表面的な不満は待遇にあるものの、キャリアパスへの閉塞感も根深く存在していることが分かります。単に給与を上げるだけでは、離職を防ぐには不十分かもしれません。

バックオフィス職として働く中で、不安・不満を感じることは何ですか?

では、実際に転職を検討する際に最も重視する項目は何でしょうか?意外にも1位は「仕事内容(やりがい・興味)」で35.6%でした。2位の「年収・福利厚生」(32.5%)を上回っており、多くのバックオフィス職が、お金だけでなく「意味のある仕事」を求めているリアルな内面が浮かび上がります。

転職を検討する際、最も重要視する項目は何ですか?

AI不安が「学びたい」に!転職先としてIT系が人気

バックオフィス職以外で興味のある職種を尋ねたところ、IT系が31.9%で堂々の1位でした。これは、AIやツールの進化による将来への不安が、「自分もデジタルスキルを身につけたい」という前向きな学習意欲に転換されている証拠と言えるでしょう。

バックオフィス職以外なら、どのような職種に興味がありますか?(複数回答可)

実際に、スキルアップや資格取得への取り組み状況を見ると、実に76.8%が何らかの形でスキルアップに関わっていることが判明しました。しかし一方で、「必要性は感じているが、取り組む時間が確保できない」という回答も18.8%に達しています。やる気はあるのに時間がない、という「構造的な課題」が多くの人の努力を阻んでいるようです。

現在、スキルアップや資格取得に取り組んでいますか?

企業に求められるキャリア支援の3つの処方箋

これらの調査結果から、企業がバックオフィス職の定着と成長を支援するために、以下の3つの施策が提言されています。

  1. キャリアパスの見える化、年1回の面談から「対話の習慣」へ
    キャリア面談を形式的なものにせず、半期ごとに「対話の習慣」として組み込むことが重要です。個人の「5年後のビジョン」や「今の業務で得られているスキル」について、純粋に話し合う場を設けることで、閉塞感の解消につながります。

  2. 学ぶ時間は「自分で作る」から「会社が作る」へ
    「時間が確保できない」という課題に対しては、企業側からの支援が不可欠です。月1回の「ラーニングデー(学習専用の半日)」の設定や、資格取得費用・合格報奨の補助、業務時間内での研修参加を認める制度など、時間と費用の両面から学びをサポートする仕組みが求められます。人材開発支援助成金やDXリスキリング助成金などの公的支援も活用できます。

  3. AI不安をリスキリングの入口に変える社内施策
    IT系への高い関心を活かし、社内でのAIリテラシー研修や生成AIツールの業務への導入を積極的に推進することで、不安を学びのモチベーションに変えられます。リスキリングを「個人の学び直し」ではなく「組織的な人材投資」と位置づけることで、「学べる会社」としてのブランド構築にもつながるでしょう。

キャリア支援の3つのポイント 人事が整えたい“対話・学び・リスキリング”

バックオフィス職は「辞めたい」のではなく「育ちたい」

今回の調査結果は、バックオフィス職が単に「辞めたい」のではなく、「この会社で成長したい」「やりがいのある仕事がしたい」と強く願っていることを示しています。待遇改善だけでは離職は止まらず、「この会社にいれば成長できる」という見通しと「自分の仕事が意味を持っている」という確信の両方がなければ、定着は難しいでしょう。

キャリア支援は、単なる福利厚生ではなく、離職防止、採用コスト削減、組織力強化に直結する重要な経営戦略として位置づける必要があります。

バックオフィス職が「選ばれる職場」になるために人事・経営層が押さえたい定着支援の考え方

詳しい調査結果は以下の記事で確認できます。
記事全文はこちら


調査の実施概要

調査対象 バックオフィス職に従事する160名
調査方法 自社調査(メディア会員様対象)
調査日 2026年5月
掲載記事 バックオフィス職の61%が転職を検討!160名調査で判明したキャリアの閉塞感とリスキリングの本音

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