ATOMicaが「起業家共創事業部」を発足!「出会い」を重視した新しい起業支援に注目

  • 2026/7/30
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日本の起業に足りない「出会い」とは?

日本の開業率は、長い間4〜5%で推移しており、欧米諸国と比べるとまだ低い水準にあるようです。この10年で、起業に関する相談窓口は増えているものの、起業が爆発的に増えているわけではありません。

この背景には、「人との出会い」が大きく関係していると考えられています。起業に踏み切れた人の多くが「相談できる支援者がいた」と回答しており、また、起業に関心がない人の約7割が「周囲に起業家・企業経営者がいない」と答えているデータもあります。つまり、起業のきっかけは「人との出会い」が重要であり、その出会いの機会が現状では偶然に任されていることが多い、とATOMicaでは考えているようです。この「出会いの格差」が、日本の起業を鈍化させているのかもしれません。

コミュニティマネージャーが「起業の芽」を育む

ATOMicaはこれまで、コワーキングスペースや大学、銀行、企業オフィスなど、さまざまな場所でコミュニティマネージャーを配置し、共創の仕組みを築いてきました。コミュニティマネージャーは、一人ひとりの「願い・悩み・相談(WISH)」を丁寧に聞き取り、最適な相手へと「結びつける(KNOT)」専門家です。

彼らの活動の中には、「いつか自分のお店を持ちたい」「この技術で何か事業ができないか」といった、まだ公にはされていない起業のアイデアがたくさん含まれてきました。これらの「WISH」は自社開発システム「knotPLACE」に記録され、全国のコミュニティマネージャー間で共有されることで、願いを実現するための「出会い」へとつながります。例えば、宮崎の起業家の悩みに仙台の先輩経営者がアドバイスしたり、金沢の学生の挑戦に東京の投資家が出会ったりと、地域の壁を越えたサポートが可能です。

ATOMicaはこれまでも、以下のような起業・創業支援プログラムを全国で企画・運営してきました。

  • 起業・創業支援施設の企画運営(例:岡山県岡山市「ももたろう・スタートアップカフェ」)

  • スタートアップ向けセミナーやアクセラレータープログラムの伴走支援(例:宮城県仙台市「仙台スタートアップスタジオ」)

  • 地域の中小企業・経営者の交流や学びの場づくり(例:宮城県富谷市「富谷塾」、和歌山県和歌山市「ローカル・ゼブラ企業 成長支援プロジェクト」)

  • 学生・女性など多様な挑戦者への起業家教育(例:大阪府豊中市「豊中市アントレプレナーシップ講座」、愛媛県「えひめWOMAN起業イベント」)

「起業家共創事業部」は、これらの現場での経験やノウハウを専門組織として集約し、全国での起業・創業支援を本格的に展開していくことを目指します。

「起業家共創事業部」の3つの取り組み

この新しい事業部では、主に以下の3つのことに力を入れていくとのことです。

  1. 「出会い」から始まる伴走支援
    相談窓口での対応だけでなく、全国のコミュニティと「knotPLACE」に蓄積されたネットワークを活かし、起業家一人ひとりにぴったりの「出会い」を提供します。先輩起業家、専門家、最初の顧客、採用候補者、金融機関など、必要な人とのつながりを生み出し、「誰かに会えれば前に進める」という一歩を後押しします。

  2. 実践知と体系知を合わせた、再現性のある支援
    ATOMicaが創業以来培ってきた実践的な知識と、事業責任者である森祐太氏が持つインキュベーションの体系的な知識を組み合わせます。これにより、個人の経験談に頼るだけでなく、誰でも活用できる再現性の高い支援プログラムを全国の拠点に展開していく予定です。

  3. 自治体・金融機関・大学等と連携した、地域起業エコシステムの構築
    起業支援は、一社だけでは完結できません。各地域で創業支援を行っている自治体、金融機関、大学、商工団体などと協力し、既存の窓口機能とATOMicaの「出会いを生む機能」を融合させます。これにより、地域で起業家が生まれ、育ち、さらに次の挑戦者を引き込むような良い循環を作っていくことを目指します。

「支援」の先にある「共創」へ

この事業部の名前に「支援」ではなく「共創」という言葉が選ばれたのには、2つの理由があるそうです。

一つは、ATOMica自身が創業7年のスタートアップであり、資金調達や組織作り、事業転換といった挑戦の真っ只中にいる当事者であること。支援する側・される側という関係ではなく、同じ挑戦者として起業家と向き合いたいという思いがあるようです。

もう一つは、単なる支援のその先を見据えているからにほかなりません。将来的には、支援するスタートアップへの出資機能の整備や、M&Aを通じた事業承継・グループ入りなども検討し、リスクを共に取るような関わり方へ段階的に踏み込んでいくとのことです。出会いの提供から、資本を介した共創まで、起業家の挑戦の全過程に寄り添える組織を目指しています。

事業責任者・森 祐太氏について

事業責任者・森 祐太氏

森 祐太(もり ゆうた)氏は、JBIA認定インキュベーションマネージャーであり、JIMA認定M&Aスペシャリストでもあります。人材紹介会社の営業職や教育機関でのキャリア指導、O2O・FinTechスタートアップの取締役を経て、2017年に地元大分県で株式会社HAB&Co.を創業しました。地方企業の課題解決に特化したHRクラウド「SHIRAHA」を開発し、全国6,000社以上に導入。2021年には大手人材サービス会社へのM&Aを経験し、その後も事業を牽引。2023年7月には同グループの東証グロース市場上場にも貢献されました。MBOを含むスタートアップのライフサイクルを一通り経験し、2026年4月にATOMicaに参画しています。

森氏のコメントからは、日本には挑戦したい人も支援したい人もたくさんいるのに、互いにつながりきれていない現状への課題意識がうかがえます。起業家が大きく前進する瞬間は、制度や資金だけでなく、「人との出会い」から生まれることが多いと実感されているようです。

ATOMicaの持つ全国のコミュニティと、日々積み重ねられる「WISH」と「KNOT」の強みを活かし、起業家が前に進む瞬間を新しい形で生み出していきたい、と森氏は語っています。起業家共創事業部では、起業・創業支援を入り口として、投資、M&A、事業承継、新規事業創出までを一つの事業として取り組んでいく考えです。

株式会社ATOMicaについて

株式会社ATOMicaは、「頼り頼られる関係性を増やす」をミッションに掲げ、全国でソーシャルコワーキング®事業を展開している創業7年のスタートアップ企業です。企業、自治体、大学など多様なパートナーと連携し、コワーキング施設や企業オフィス、大学、地域の拠点などに「コミュニティマネージャー」を配置しています。出会いや交流、共創を持続的に生み出すための場やコミュニティをプロデュース・運営しており、全国で60以上の施設を企画・運営しています(2026年7月時点)。「東洋経済すごいベンチャー100」2025年版にも選出されました。

  • 社名: 株式会社ATOMica

  • 設立: 2019年4月5日

  • 代表者: 代表取締役Co-CEO 嶋田 瑞生、南原 一輝

  • 所在地: 東京都中央区日本橋富沢町9-4 日本橋富沢町ビル THE E.A.S.T.日本橋富沢町 6階(東京オフィス)

  • 事業概要: コワーキングスペースの立ち上げ・企画・運営支援、産学協同プロジェクトの企画・運営、コミュニティを通じたDX/CX領域の人材育成とマッチングをはじめとするソーシャルコワーキング®事業

より詳しい情報はこちらから確認できます。

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投稿者プロフィール

いろんなことに興味を持ち、いろいろ試しています。
曲がったことが大嫌いで、噓をつく人は嫌いです。
嘘があふれる世の中で真実を追求する姿勢が大切だと思います。

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