フリーコンサルってどう?独立の動機は「自社事業」と「生活の質」に二極化!100%稼働も過去最高水準に
- 2026/5/12
- 独立・起業
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調査の目的と背景
働き方が多様化し、DXが進む中で、専門性の高いコンサルタントがフリーランスとして独立するケースが増えています。しかし、フリーコンサルの働き方については、まだ十分に知られていない部分も多いのが現状です。
この調査は、第一線で活躍するフリーコンサルの「独立の動機」や「活動実態」を数字で把握することを目的としています。特に第4回となる2026年4月の調査では、「自身の事業を立ち上げる」といった個人の主体性や、稼働率の向上に見られる専業化の傾向を定期的に観測しました。
独立の動機は「自己実現」と「生活の質」に二極化
フリーコンサルとして独立したきっかけで最も多かったのは「自身の事業を立ち上げたかったから」で32%でした。次に「ワークライフバランスを重視したかったから」が25%と続き、この2つで全体の過半数を占めています。

過去の調査と比較すると、「副業」として活動する人の割合が減少し、「案件や専門性を自由に選びたかったから」「収入を上げたかったから」を独立の理由に挙げる人が増えていることがわかります。
また、「自身の事業を立ち上げたい」と回答した人のうち、すでに「事業化し、収益化している」と答えたのは25%でした。「準備段階(26%)」を含めると、全体の51%がフリーコンサル活動と並行して自身の事業構築に積極的に取り組んでいます。これは、外部リソースとして案件をこなすだけでなく、自らも事業主としてリスクを取り、主体的に活動する「自律型プロフェッショナル」の姿が鮮明になっていることを示しています。

稼働状況は「専業・フル稼働」へシフト、生活満足度も高水準
前回の調査と比べると、合計稼働率が「80%以上」の層が増加しています。特に「100%稼働」は25%に達し、フリーコンサルを本業として本格的に活動するプロフェッショナルが増加していることが明らかになりました。リモートワークの普及や案件マッチングプラットフォームの充実により、独立後の働き方が現実的な選択肢として定着しつつあります。

フリーコンサルになってからの生活満足度については、93%の人が「上がった」と回答。また「時間の融通が利くようになった」と答えた人も93%と、どちらも非常に高い水準を維持しています。満足度向上には「ワークライフバランス・収入の向上」「業務内容の純化」などが、時間の融通には「リモートワークの活用」「一人完結型の業務の増加」などが挙げられました。

収入は二極化が進む中、大きく増える層も
収入が増加したと回答した人は83%でした。その中でも「年間300万円以上増えた」と答えた人が58%と最も多く、前回調査(47%)から大幅に増えています。収入が増えたフリーコンサルは、大きく収入を伸ばしている状況がうかがえます。

一方で、100%稼働時の税抜単価を見ると、「月単価120万円未満」と「月単価200万円以上」の割合が増加しており、案件の単価が二極化していることが明らかになりました。これは、働き方や案件選択の戦略にも影響を与えており、自身の市場価値を客観的に把握し、スキルアップや情報発信を通じて高単価層へ移行しようとする動きが今後加速していくことが見込まれます。

生成AIの活用率は97%!案件受注にもポジティブな影響
業務の効率化やアウトプットの質向上のために、生成AIなどの最新テクノロジーを活用しているフリーコンサルは全体の97%に達しています。そのうち、約半数(48%)が「ほぼ全ての工程で日常的に活用している」と回答しました。生成AIは、リサーチ、資料作成、分析など幅広い業務を支える「業務インフラ」として定着しつつあるようです。

生成AIの普及が自身の案件受注に与える影響について、68%がポジティブ(「ポジティブな影響があると思う」48%、「どちらかといえばポジティブな影響があると思う」20%)に捉えています。AIに仕事を奪われるという懸念よりも、AIを使いこなすことで提供価値を高められる、あるいは新たなニーズが生まれると考えている人が圧倒的に多いことが示されています。

長期的なキャリアとしてのフリーコンサル
今後のキャリアイメージについて、前回調査と比較して「できる限り長く続けたい」層が大きく伸びました。これは、フリーコンサルという働き方が一時的な選択肢から、より主体的・長期的なキャリアとして認識されるようになってきたことを示しています。市場環境の整備や案件の多様化が進む中で、フリーランスとしての将来設計が現実味を帯びてきたこと、そして実際に活動を続ける中で得られる自律性や専門性への手応えが、先行きへの自信につながっていると考えられます。

案件獲得とクライアントへの課題意識
フリーコンサルの案件獲得経路では、「仲介エージェント経由」が58%と最も多く、専門のマッチングサービスが市場で中心的な役割を果たしていることがわかります。次に「人脈・知人からの紹介」が37%となっており、信頼できるエージェントへの登録や、業界内での人脈形成が重要であることが示されています。

プロジェクトを進める上でクライアントに対して課題を感じる点としては、「スコープやタスクが曖昧なまま進行する」が49人と最も多く挙げられました。次いで「プロジェクトの目的やゴールが頻繁に変わる」「先方のタスクの進捗が遅い」がそれぞれ28人と続き、クライアント側のプロジェクト管理やタスク分担に関する課題が上位を占めています。明確な目標設定や迅速な意思決定など、企業が対等なパートナーとしてプロジェクトを推進する姿勢が、成果の質を大きく左右すると考えられます。

参画したいプロジェクトの特徴としては、「単価・報酬が高い」が75人、「稼働の柔軟性(リモート、稼働時間帯など)」が73人と、報酬と働き方の自由度が案件選定の二大基準となっていることがわかります。これは、「生活の満足度の高さ」や「時間の融通が利く」という調査結果とも一致しており、フリーコンサルを選択する主要な動機を裏付けています。

現在従事している案件の種類では「戦略系」が68人と最多で、これは「Strategy Consultant Bank」が戦略系の案件に強みを持つサービスであることも関係していると考えられます。次に「業務系」50人、「IT系」38人と続き、大手ファーム出身のフリーコンサルは、企業の経営の根幹に関わる上流工程での専門性を強く求められていることがわかります。
また、案件の発注元については、「コンサルティングファーム」が59人、「事業会社(直受け)」が57人と、両者が拮抗する結果となりました。多くのフリーコンサルがコンサルティングファームのプロジェクトに参画する一方で、事業会社から直接オファーを受け、より主体的な立場でプロジェクトを推進するケースも活発であることが確認されています。

エンドクライアントの業種では、「情報・通信・テクノロジー」が最も多く49人でした。次いで「製造業」が38人、「金融」「インフラ・エネルギー」「製薬・ヘルスケア」がそれぞれ17人と続いています。

今後の展望
今回の調査から、専門性の高いフリーコンサルは、単なる「外部リソース」としてではなく、自己実現や事業創出への強いオーナーシップを持って活動している実態が明らかになりました。独立理由のトップが「自身の事業を立ち上げたかったから」であることからもわかるように、彼らはクライアント企業に対し、経営者・事業家としての視点に基づいた、より本質的な価値を提供できる存在と言えるでしょう。
また、生成AIなどの最新テクノロジーを97%が業務に活用しており、効率化と質の向上を両立させる姿勢も鮮明です。これからの時代、企業にはコンサルティング会社への「丸投げ」をやめ、プロジェクトの当事者として主体的に関与する姿勢が求められます。その時に最も変革を加速させるパートナーとなるのは、まさにこの「自律したプロフェッショナル」たちです。
企業とフリーコンサルが、単なる「発注者」と「受注者」という関係を超え、互いに主体性を持ち、成果と組織能力の向上に向けてコミットする「共創型パートナーシップ(コンサルティング4.0)」を築くことこそが、不確実性の高い時代において企業の変革を成功させ、日本の企業変革を加速させる一助になると考えられています。
調査概要
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調査目的: フリーコンサルとして活動しているコンサルタントへのアンケートに基づき、活動の満足度、働き方、収入、案件テーマなどの実態を定点観測すること。
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調査主体: 株式会社Groovement
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調査手法: 自社調査(メール配信での任意回答)
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調査期間: 2026年4月6日(月)~2026年4月20日(月)
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調査対象: 「Strategy Consultant Bank/IT Consultant Bank」に登録するMBB/BIG4/アクセンチュアなどの大手コンサルティングファーム出身のフリーコンサルタント
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有効回答数: 100人
※データのダウンロードはこちらから:
https://drive.google.com/file/d/1Tw1NeDLtRXk8pO5SsRafnnVw5nOkpZfR/view
※データの引用・転載について
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Groovementについて
株式会社Groovementは、フリーランスコンサルタント向けの案件紹介マッチングサービス「Strategy Consultant Bank」と「IT Consultant Bank」を運営しています。厳しい審査を通過したフリーランスの経営コンサルタントやIT・SAPコンサルタントと、コンサルタントを活用したい企業をつなぐサービスを提供しています。また、ハイクラス向けのコンサル・スタートアップ転職支援や経営コンサルティングサービスも展開しています。
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会社名: 株式会社Groovement
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代表取締役: 浴野 真志
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住所: 東京都渋谷区神南1丁目23−14
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設立: 2021年2月
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会社HP: https://groove-ment.com/





























