「言葉の壁」をなくすAIツールが無償提供を延長!みんなで学びの格差をなくそう!

  • 2026/5/21
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“言葉の壁”で困る子をなくそう!AIツール「やさしい日本語」化が無償提供を延長

「学校の授業が難しい」「教科書の内容が理解できない」

もし、それが“言葉の壁”のせいだとしたら、どうでしょう?NPO法人eboardは、そんな“言葉の壁”に直面する子どもたちのために、生成AIを活用した「やさしい日本語」化ツールを開発しました。そして、このツールの無償提供期間を2027年3月末まで延長することを発表しました。

地球儀を抱く子供たちと、生成AIを活用した「やさしい日本語」化ツールの無償提供(2027年3月末まで)を告知する画像です。言葉の壁による学習格差をなくし、学びを諦めない社会を目指すeboardの取り組みを示しています。

深刻な「日本語の壁」問題!過去最多の6.9万人が支援を必要としている

日本で学ぶ外国につながる子どもたちや、読み書きに困難を抱える子どもたちの数は年々増えています。2023年度には、日本語指導が必要な児童・生徒がなんと約6.9万人にものぼるそうです。

この棒グラフは2012年から2023年までの数値の推移を示しており、一貫して増加傾向にあります。2012年の33,184から始まり、2023年には69,123に達し、「過去最大の増加」と強調されています。

しかし、多くの学校現場では、財源や人材が足りず、十分な日本語指導体制を整えるのが難しいのが現状です。このままでは、多くの子どもたちが学びの機会を十分に得られないかもしれません。

AIが「やさしい日本語」に変換!3つの機能で学びをサポート

そこで登場するのが、NPO法人eboardが開発した「やさしい日本語」化ツールです。これは、難しい言葉を分かりやすく言い換える「やさしい日本語」に、AIの力で瞬時に変換してくれる画期的なツール!学校生活の色々な場面で、子どもたちのコミュニケーションや学習を助けてくれます。

このツールには、主に3つの機能があります。

1. 「やさしい日本語」化ツール

文章をコピー&ペーストするだけで、あっという間に「やさしい日本語」に変換!ルビ(ふりがな)の表示・非表示も選べるので、子どもの日本語レベルに合わせて調整できるのが嬉しいポイント。カメラ機能を使えば、画像から文章を読み取ることもできますよ。

子供が学習する様子、生徒が発表する様子、先生が書類を作成する様子が描かれており、日常的な学習、発表、文書作成における日本語支援の利点を紹介しています。

2. リアルタイム翻訳ツール

話した言葉をすぐに翻訳して、タブレットやスクリーンに表示してくれます。色々な言語を話す人たちとのコミュニケーションもスムーズになりますね。

「リアルタイム翻訳ツール」および「優しい日本語化ツール」の機能と対象者を説明した画面です。外国ルーツや読み書きに困難がある子供たちの日本語学習を支援し、学校での活用を想定しています。

3. 「やさしい日本語」辞書

分からない単語を入力すると、その意味を「やさしい日本語」で説明してくれます。さらに、意味を補う画像やイラストも自動で表示されるので、視覚的に理解しやすいんです。

日本語の難しい言葉を簡単な日本語で説明するWebアプリケーションのスクリーンショットです。「畳」という言葉の解説が表示されており、ふりがな表示の有無や辞書、翻訳機能が利用できることが示されています。

「これなら読める!」実証結果で子どもたちの自信がアップ

このツールの効果は、実証実験でも明らかになっています。

外国につながる子への効果

外国につながる子どもたちへの実証では、約4人に3人が「文章を読むのが楽になった」「これなら自分でも文章が読めそうだ」と回答!読解の負担が大きく減ったことが分かります。

外国につながる子向けのツールが読解に与えるポジティブな影響に関するアンケート結果を円グラフで示しています。ツール使用で文章を読むのが楽になり、自分で読めるという意識が高まることが分かります。

利用した子どもからは、「わからない言葉をすぐ調べられるから便利」「ふりがながあるからわかりやすい。わかると楽しいし、興味がもてるようになった」といった声が聞かれました。支援者からも、「言葉調べが自立的にできるようになるので、支援者は文型指導や授業内容の補助に多くの時間を使えるようになった」と喜びの声が寄せられています。

特別支援が必要な子への効果

ディスレクシア(読み書き困難)の子どもたちへの実証でも、約5人に4人が「文章を読むのが楽になった」「これなら自分でも文章が読めそうだ」と回答。読解負担が大幅に軽減されました。

ディスレクシアを持つ人々に対するツールの肯定的影響に関するアンケート結果を示す円グラフです。ツール使用により読書が楽になるか、自分で読めるようになるかという質問に対し、ポジティブな回答が多数を占めています。N=9の回答者の内訳も示されています。

また、軽度知的障害の子どもたちへの実証でも、約4人に3人が「文章を読むのが楽になった」「これなら自分でも文章が読めそうだ」と回答しています。

軽度知的群を対象としたツール利用に関するアンケート結果を2つの円グラフで示しています。ツールを使うことで「文章を読むのが楽になるか」、「自分で文章が読めそうか」という質問に対し、肯定的な回答が多く見られます。

利用者からは、「学習意欲が高まり、音読のスピードが上がり自信をもって読めるようになった」「ニュースの内容がわかるようになり、学校でも友達と話してみようと思えるようになった」といった声も。単に文章が読みやすくなるだけでなく、自信やコミュニケーション能力の向上にもつながっているようです。

無償提供を継続!みんなで支える「学びのインフラ」

NPO法人eboardは、この「やさしい日本語」化ツールを2027年3月末まで、全国の学校・教育委員会・教育関係団体に無償で提供することを決めました。生成AIの利用料など、継続的な費用はかかるものの、まずは現場での利用を広げ、持続可能な運営方法を検証するためだそうです。

このツールは、実際に利用する学校や教育施設ごとで申し込むことができます。個人での利用はできないので注意してくださいね。

“言葉の壁”をなくすAIツールを、社会の当たり前に!寄付で応援しよう

これまで、このツールの運用費用は企業や財団からの助成金で賄われてきました。しかし、助成期間が2026年3月末で終了したため、現在はeboardの自己資金で無償提供を続けているそうです。2027年4月以降も安定してツールを提供し続けるためには、eboardだけの力では限界があります。

すべての子どもたちが等しく学べる環境を作るために、この活動に賛同し、寄付で応援してくれる人を募集しています。ぜひ、寄付を検討してみてはいかがでしょうか?

NPO法人eboardは、貧困、不登校、発達障害など、様々な環境にある子どもたちが学びをあきらめないよう、ICT教材eboardをはじめとしたテクノロジーを活用した解決策を提供しています。年間利用者数は200万人を超え、12,000ヶ所以上の学校や教育現場で利用されている実績があります。

言葉の壁をなくし、すべての子どもたちが自信を持って学べる社会を、みんなで一緒に作っていきましょう!

TAKAweb master

投稿者プロフィール

いろんなことに興味を持ち、いろいろ試しています。
曲がったことが大嫌いで、噓をつく人は嫌いです。
嘘があふれる世の中で真実を追求する姿勢が大切だと思います。

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