AIがあなたの英語力を診断!IntEx LabがCEFR-Jレベル推定モデルで英語学習の未来を変える
- 2026/4/15
- 英会話、語学
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なぜこの研究が必要だったの?
学校で英語を学ぶとき、「どれくらい力がついたんだろう?」って気になりますよね。でも、これまでの英語評価ツールって、費用が高かったり、テストに時間がかかったりして、学校で気軽に使うのは難しかったんです。
また、「CEFR-J」という日本の英語教育向けに作られた新しい英語能力の基準があるのですが、これを判定するには専門家の判断が必要で、学校に広く導入するにはハードルがありました。
そこでIntEx Labは、「もっと手軽に、たくさんの人のスピーキング能力をCEFR-Jレベルで推定できるシステムがあれば、学校の英語教育がもっと良くなるはず!」と考え、このモデル開発に乗り出したんです。時間やお金、人材の壁を乗り越えて、子どもたちの英語力向上に役立つ指導方法やカリキュラムを見つけることが目標でした。
研究の内容とすごい結果!
今回の研究では、HelloWorld株式会社が提供するAI英語学習ツール「WorldClassroom」から集めた、個人が特定できないフリースピーチ音声データ600件を活用。これに東京外国語大学投野研究室の協力で「正しいCEFR-Jレベル」のラベルをつけ、機械学習モデルを構築しました。
さらに、このモデルを使って3,779名の小中高生の英語力を大規模に調査!2025年4月〜6月と12月のフリースピーチ音声を比較して、CEFR-Jレベルの推定値がどう変わったかを調べたんです。
その結果、驚くべき事実が判明しました。小学校、中学校、高校、どの年代でも、スピーチでの「発話量」が多いほど、CEFR-Jレベルの推定値が大きく向上することが明らかになったんです!
ただし、年代によって伸びる能力の傾向はちょっと違いました。
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小学校:スムーズに話し続ける「流暢さ」が伸びて、全体のレベルアップに貢献していました。
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中学校:発話量の差が、そのままCEFR-Jレベル推定値の差に直結していました。
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高校:発話量に加えて、複雑な文章を使いこなす「文章の複雑性」を獲得することが、レベルアップにつながっていました。
この結果から、英語力を総合的に高めるには、知識を積み上げるだけでなく、それを即座に使いこなす「自動化」のトレーニングがとっても重要だということが示唆されました。発話量を増やすための練習としては、小学校では「文章で流暢に話す」、中学校では「まとまりのある内容を話す」、高校では「文章の構成力を伸ばし即興的に話す」練習が効果的だと言えそうです。
もちろん、この推定モデルはフリースピーチ音声だけを判断材料にしているので、一般的なCEFR判定テストと比べると、あくまで「参考値」として使うべきものです。でも、IntEx Labでは、このモデルを使って生徒たちの実力を手軽に、そして定期的に把握することが、指導方針の調整や改善に役立つと考えています。今後、この研究で得られた知見を「WorldClassroom」のプログラム設計に活かして、学校現場の英語力向上に貢献していくそうですよ!
東京外国語大学 投野教授からのコメント
今回の研究について、東京外国語大学大学院の投野由紀夫教授は次のようにコメントしています。

CEFR-Jのスピーキング評価は特に入門・初級レベルの段階のデザインに強みがあるのですが、このレベルの学習者の産出データが少ないため自動分析の研究はあまり進んでいませんでした。今回の共同研究は、A1〜A2レベルのより大規模なデータが利用できたことで、初級レベルのスピーキング判定に優れたパフォーマンスを示すモデルが作れたと思います。具体的に現場で活用されることを期待しています。
今後の展望
一般社団法人HelloWorldは、これからも日本の英語教育や多様性教育に貢献するため、様々な教育関係者や企業と協力し、調査・研究や良い事例を広める活動を進めていくとのことです。
<団体概要>
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団体名:一般社団法人HelloWorld
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代表者:野中 光・冨田 啓輔
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所在地:沖縄県沖縄市中央1-7-8
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設立:2023年10月
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活動内容:まちなか留学基金の運営、企業/団体等とのコラボレーションによる子どもたちへの支援、国際交流や多文化理解等に関する調査・研究の実施(IntEx Lab)など





























