NPO法人ZESDAが設立15周年!地方と世界をつなぐグローカルビジネスの挑戦

  • 2026/3/10
  • NPO法人ZESDAが設立15周年!地方と世界をつなぐグローカルビジネスの挑戦 はコメントを受け付けていません

設立15周年を迎えたNPO法人ZESDA、地方と世界をつなぐ「グローカルビジネス」の挑戦

NPO法人ZESDA(日本経済システムデザイン研究会)が、今年で設立15周年を迎えました!これまでZESDAの活動を支えてきた皆さん、本当にありがとうございます。

ZESDAはこれまで、地方の中小企業や地域産業が海外市場へ羽ばたくための「グローカルビジネスのプロデュース」を、パラレルキャリアで活躍する仲間たちと一緒に地道に積み重ねてきました。

NPO ZESDA 15th Anniversary

15年の歩み:手探りから「型」の完成へ

最初の5年:手探りの始まり

活動を始めた最初の5年間は、まさに手探りの連続でした。人口減少で国内市場が縮小していく中で、地方の中小企業が自力で外貨を稼ぐことが当たり前になるべきだと考えられました。そのためには、海外や都市のビジネスパーソンが地方に伴走する必要がある。しかし、採算が合わないこの活動をどう持続させるか。そこで、副業禁止の組織に勤めるサラリーマンの新しい自己実現の場となれば、うまくいくかもしれないという発想が生まれました。この時期は「プロデューサーシップ」という造語を掲げつつも、その意味を明確には掴めずに、がむしゃらに活動を続けていました。

次の5年:活動の原型が見えてきた

次の5年間で、現在の活動の原型がはっきりと見えてきました。能登やサクラコレクションといった具体的なプロジェクトがスタート。心から尊敬できる人々との出会いを大切にし、御用聞きから人材紹介、情報提供、販路開拓、イベント企画、資金集めまで、できることから形にし始めました。海外や都市の「コネ」や「チエ」を注ぐ「プロデュース」事業がここから本格的に始まったのです。同時に、ワークショップを通じてコネやチエを集めるカレッジ事業も始まり、活動の両輪が回り始めました。明治大学の奥山雅之教授や研究・イノベーション学会など、外部団体とのコラボレーションもこの時期にスタートしています。

直近の5年:「型」が完成し、全国・世界へ

直近の5年間で、ZESDAの活動の「型」がある程度完成しました。「グローカル」「プロデュース」「パラレルキャリア」の3つの軸に活動が収斂し、カレッジ事業ではワークショップの成果をまとめた「グローカルビジネスのすすめ」「プロデューサーシップのすすめ」を出版。理論と事例が絡み合う、ZESDAのグローカル・プロデュースの金字塔とも言える本です。講演依頼も増え、グロービス知見録でも「「コネ・カネ・チエ」のキャリア戦略」という動画が配信されています。

プロデュース事業でもノウハウが固まり、馬路村や奄美、アクアリピュアなど、様々なプロジェクトが横展開され、数も増加。シニアプロデューサーをはじめとするボランティアスタッフは100人規模に増え、ニューヨーク、パリ、ロンドン、シンガポールなど海外にも拠点ができました。

2025年の活動実績をチェック!

ZESDAの活動実績は、ZESDA通信で毎月発信されています。

ここでは2025年の主な実績をピックアップしてご紹介しますね。

プロデュース事業

プロデュース事業では、グローカルビジネスに取り組む各地のリーダーたちを応援しています。

馬路村プロジェクト(高知県馬路村)

2025年は、都心でのPR活動や企画づくりに加え、ゆず畑で一日限りの屋外レストラン「ゆずフルコース in 馬路村」の開催を支援しました。ZESDAが繋いだYouTuberによる海外向けの発信は驚異的な再生回数を記録し、馬路村の「体験価値」を高めています。

ゆず畑での屋外レストラン

高知県馬路村のゆず製品を販売するイベントブース

浄水剤(アクアリピュア)プロジェクト

社会的評価の獲得と情報発信・展示の場づくりを両輪で進めました。ニューズウィーク日本版SDGsアワード受賞や「ぼうさいこくたい」での発信を通じて、プロダクトの意義を社会に伝える機会を広げています。また、大地震に苦しんだトルコへの進出も果たしました。

ニューズウィークSDGsアワードのイベント

ぼうさいこくたいでのプレゼンテーション

奄美プロジェクト(AMAMIバリュープロデュース等)

2025年は、展示会出展などを通じて販路開拓を進める一方、奄美初のバニラ栽培で花芽を確認し、初めての収穫を迎えました。奄美初のバニラ出荷まであと少しです。

バニラの開花

奄美産バニラ関連商品の展示会ブース

Glocal Collaborationプロジェクト(伝統工芸×海外県人会)

海外の県人会ネットワークと職人をつなぐ取り組みを継続し、意見交換会を起点として、天明鋳物のレセプション出展など「次につながる出口」を作りました。2026年にはルクセンブルグにおける天皇誕生日レセプションへの出展も予定されています。

日本の伝統的な鉄瓶

着物姿の日本人女性と外国人男性の文化交流

Deep Talk プロジェクト

2025年にスタートした新しいプロジェクトです。ZESDAがプロデュースするベンチャー企業にて、AI翻訳などを活用し「誰もが日本文化の語り手になれる」新サービス「Deep Talk」の立ち上げを進めています。その第一歩として、訪日観光客に伝えたい日本文化や体験設計のヒントを集めるアンケートやインタビュー実施をサポートしました。

カレッジ事業

カレッジ事業では、日々のネットワーキングのほか、ZESDAのコア・コンセプトである「グローカル」「プロデュース」「パラレルキャリア」をテーマにした3つのセミナーシリーズを運営しています。一部の内容はYouTubeで公開されています。

グローカル・ビジネス・セミナー(GLBS)

地方の海外進出事例を学ぶセミナーで、明治大学奥山雅之研究室と共催しています。2025年は計3回開催され、越境EC、海外クラウドファンディング、海外ジャパンフェスといった異なる視点から、「海外に出るための実務」と「勝ち筋の見立て」を深掘りしました。

越境ECセミナーの様子

JAPAN Fesに関するセミナーの様子

プロデュース人材育成講座(PSRi)

イノベーターに必要なリソースを整えるプロデュース人材の活動について、ケースや理論を学ぶセミナーです。研究・イノベーション学会プロデュース研究分科会と共催しており、2025年は「自治体×スタートアップ×地域企業の共創」や「ディープテック創業を支える知の創造」といった現場性の高いテーマを扱いました。

SUMIDA INNOVATION COREに関するセミナー

グローバル・スタートアップ・キャンパス構想に関する講演

ZESDA Stand UP Live(ZSUL)

パラレルキャリアに取り組む人々から、等身大の実践経験を学ぶセミナーです。2025年は「自分の価値観をどう作るか」「逆境をどう戦略に変えるか」といった、働き方の実践的な知見を深掘りしました。

ニューヨークコレクションのランウェイを歩いた経験を語る女性講師

パラレルキャリア生存戦略に関するオンラインイベント告知

2026年からのZESDA:全ての人が外貨を稼げる日本へ

2026年からのZESDAは、15年で培った「コネとチエ」をさらに具体的な成果に変え、「全日本国民がコネとチエでカネを稼ぐ」ことへの、より広範で具体的な参加を呼びかけていきます。

現在の日本では、円安を背景に輸出企業を中心に株価は上昇し、景気は良く見えます。しかし、エネルギーコストの上昇などで物価上昇に賃金上昇が追いついていない状況です。世界経済は成長を続けており、私たち一人ひとりの日本国民も、この成長にもっと接続してもいいのではないでしょうか。外貨を稼ぐ挑戦は「特別な誰か」だけのものではありません。

その象徴として、2026年1月には、米国ロサンゼルスに倉庫を構える物流とデジタルマーケティングに強みを持つ株式会社Glowkeyとの業務提携を発表しました。これにより、戦略立案だけでなく、現地での入庫・保管・出荷まで一気通貫で支援する体制が整い、地域産品の北米本格進出を後押しします。ZESDAのメルマガコミュニティの方々には、Glowkey社から成功報酬型の紹介料が得られる仕組みも提供が始まりました。

日本の豊かさは、もはや一部の大企業や都市だけが担うものではありません。一人ひとりの「コネ」と「チエ」が世界とつながることで、日本は内向きの停滞社会から、外に価値を届けて稼ぐ国へと変わっていくでしょう。

ZESDAは2026年も、日本の経済システムのリデザインに向けて、前進を続けます。今後の活動にもぜひ注目してくださいね。

TAKAweb master

投稿者プロフィール

いろんなことに興味を持ち、いろいろ試しています。
曲がったことが大嫌いで、噓をつく人は嫌いです。
嘘があふれる世の中で真実を追求する姿勢が大切だと思います。

この著者の最新の記事

関連記事

コメントは利用できません。

上城孝嗣・オフィシャルサイト

ページ上部へ戻る