海を漂うプラスチックがルワンダの空を飛ぶ!「なかよしアルティメット」で夢と平和を育む国際教育プロジェクト

  • 2026/8/22
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海のゴミがルワンダの空へ!「なかよしアルティメット」って知ってる?

海を漂っていたプラスチックが、ルワンダの空を軽やかに飛ぶフライングディスクに大変身!「特定非営利活動法人なかよし学園プロジェクト」が2026年8月に実施した「ルワンダプロジェクト2026」では、この再生フライングディスクを使った教育プログラム「なかよしアルティメット」を展開しました。

これは、長崎県対馬の海洋プラスチック問題、Dolphin Papa合同会社のリサイクル技術、オイスカ浜松国際高等学校の高校生の探究活動、そして、なかよし学園の海外教育支援が一つになった、とっても素敵な国際教育プロジェクトなんです。

子供たちと大人の集合写真

日本の高校生のメッセージが海を越えてルワンダへ

今回の活動では、オイスカ浜松国際高等学校の鈴木哲子教諭がルワンダへ。実は、同校の生徒たちは事前に「なかよしアルティメット」リーダー研修会に参加し、アルティメットの基本だけでなく、S.O.T.G.(Spirit of the Game)という対戦相手を尊重する理念を学びました。

研修後、生徒たちは海洋プラスチック問題や平和への思い、ルワンダの子どもたちへのメッセージをフライングディスクに書き込みました。鈴木教諭は、その一つひとつのディスクを大切にルワンダへ運び、現地の子どもたちに直接手渡しました。日本の高校生の温かい思いが、遠く離れたルワンダの子どもたちの笑顔につながったんですね。

オイスカ浜松国際高等学校の生徒とフリスビー

「夢は飛び方を変え、仲間とかなえる」

なかよし学園代表の中村雄一氏は、子どもたちにすぐにディスクを渡すのではなく、「空を飛ぶ」というテーマで授業を行いました。人間には翼がないけれど、飛行機やロケットを生み出してきたのは「空を飛びたい」という夢があったからだと話しました。

「翼のない人類にとって、空を飛ぶための翼は『夢』です」

授業では、竹とんぼやフライングディスクを使って、飛び方が違うことを実演。一つの方法で夢が叶わなくても、飛び方を変えればいいというメッセージを伝えました。科学的な仕組みを人生の選択や自己実現につなげるのが、なかよし学園の授業の面白いところです。

紙飛行機を飛ばす子供たちと大人

プロペラのおもちゃを持つ子供たち

ゴミ袋の凧を見せる女性と子供たち

授業の後半では、アルティメットの基本練習として、二人一組でパスをつなぎながらゴールへ向かう活動を実施。アルティメットでは、ディスクを持ったまま走り続けられないため、仲間へのパスが不可欠です。中村氏は、この競技の仕組みを通じて、こんなメッセージを伝えました。

「一人でかなえられない夢は、仲間とかなえる」

仲間を信じてパスをつなぐことは、単なる技術ではなく、互いの力を合わせ、夢を共有すること。子どもたちは最初は苦戦しましたが、練習を重ねるうちに笑顔でフィールドを走り抜けるようになりました。

フリスビーを投げる男性と子供たち

フリスビーを楽しむ子供たち

審判のいないスポーツが教える「対話による平和」

アルティメットの大きな特徴は、原則として審判がいない「セルフジャッジ制」であること。選手自身がルールを守り、意見が食い違った時は話し合いで解決します。

これは、相手を敵として排除するのではなく、同じ競技を成立させる大切な仲間として尊重する姿勢につながります。なかよし学園は、紛争や分断を経験した地域でこのアルティメットを実践することで、子どもも大人も同じフィールドで笑い合う経験を提供してきました。これこそ、スポーツを通じた平和教育なんですね。

フリスビーとアルティメットの説明資料を持つ人々

対馬からルワンダへ――海洋プラスチックが「未来をつくる教材」に

「なかよしアルティメット」の始まりには、長崎県対馬の深刻な海洋プラスチック問題があります。海流の影響で国内外から大量のゴミが流れ着く対馬の海岸は、環境だけでなく、地域の暮らしにも影響を与えています。

海岸のゴミ

今回使われたフライングディスクは、Dolphin Papa合同会社が海洋プラスチックなどの再生素材から作ったものです。海を汚すごみだったプラスチックが、リサイクルされて空を飛ぶ教材へと生まれ変わる。これは、環境問題を「自分たちの工夫で新しい価値に変えられる」という、問題解決学習でもあるんです。

Dolphin Papaのフリスビーを持つ人々

4つの強みが結びつく国際教育

このプロジェクトは、それぞれの地域、学校、企業、NPOが持つ強みを組み合わせた「コンソーシアム型」で運営されています。

  • 長崎県対馬の地域・教育現場: 海洋プラスチック問題という地域課題と、それに向き合う生徒たちの学びを世界へ発信。

  • Dolphin Papa合同会社: 海洋プラスチック等を再生したフライングディスクと、アルティメットの専門的な指導方法を提供。

  • オイスカ浜松国際高等学校: 生徒がアルティメットと環境問題を学び、ルワンダの子どもたちへのメッセージを制作。教諭が現地で直接届けました。

  • 特定非営利活動法人なかよし学園プロジェクト: 環境、科学、スポーツ、協働、平和を統合した授業を設計し、海外で実践。その成果を日本へ還元します。

それぞれの専門性をパスのようにつなぐことで、地域課題が世界の教育へと変わっていく。この運営方法自体が、「一人でかなえられない夢は、仲間とかなえる」というメッセージを体現していますね。

学校でのアルティメット講習会

なかよし学園プロジェクト代表 中村雄一氏のコメント

中村雄一代表は、「私たちが届けたいのは、物ではなく、その物から始まる学びです」と語っています。翼のない人類が空を飛ぶ夢を叶えたように、子どもたちには一つの方法でうまくいかなくても、夢を諦めずに飛び方を変えてほしいと伝えました。

また、アルティメットを通して「一人でかなえられない夢は、仲間とかなえる」というメッセージを強調。これはスポーツだけでなく、人生や平和づくりにも大切な考え方だと話しています。

フリスビーとクイズ用紙を持つ男女

世界へ広がる「なかよしアルティメット」のこれから

なかよし学園はこれまで、南スーダン、カンボジア、ケニアなどで「なかよしアルティメット」を展開してきました。特別な施設がなくても、一枚のディスクと場所があれば、子どもから大人まで一緒に楽しめるのが魅力です。

今回のルワンダでの経験を経て、「なかよしアルティメット」は環境教育、科学教育、スポーツ教育、国際理解教育、平和教育を横断する、さらにパワーアップしたプログラムへと進化しました。

今後は、ルワンダでの実践成果を日本の学校や地域に還元し、日本の生徒たちが自分たちの学びの成果を実感する機会を設ける予定です。さらに、授業内容や指導方法を改善し、世界中で再現できる教材として発展させていくとのことです。

海を漂っていたプラスチックが空を飛ぶディスクになり、一人の夢が仲間とのパスによって前へ進む。なかよし学園はこれからも、日本と世界の教育現場をつなぎ、学びとスポーツを通じて平和な社会を築く活動を広げていくでしょう。

フリスビーで遊ぶ女性と子供たち

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投稿者プロフィール

いろんなことに興味を持ち、いろいろ試しています。
曲がったことが大嫌いで、噓をつく人は嫌いです。
嘘があふれる世の中で真実を追求する姿勢が大切だと思います。

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