地域・年齢・ライフステージは関係なし!女性が自分らしく輝く「パラレルキャリア」って?
- 2026/7/14
- 自己啓発・学習
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どんな状況でも自分らしく!「パラレルキャリア」という新しい生き方
2026年7月11日、エール株式会社の代表取締役である美宝れいこ氏が、宮城県大崎倫理法人会女性委員会からの招きを受け、特別な講演を行いました。テーマは「女性が地域・年齢・ライフステージにとらわれず、自分らしく活躍できる社会へ〜パラレルキャリアという生き方〜」。地域で活躍する経営者の方々が男女問わず集まり、熱心に耳を傾けました。
講演後には、地域で長く家庭や家業を支えてきた女性参加者から、「母親としてやってきたことも、家業を支えてきたことも、パラレルキャリアであり、一つのキャリアだと言ってもらえた。今まで当たり前にやってきたことが、自信になりました」という感動の声が寄せられました。

この講演では、パラレルキャリアを単なる副業や収入アップの手段としてだけではなく、女性が家庭、仕事、地域、家業、学びなど、さまざまな場所で培ってきた経験を社会の中で改めて評価し、次の役割や仕事へとつなげていくための考え方として紹介されました。
「見えない経験」をキャリアに!女性の可能性を広げるパラレルキャリア
日本では、働く女性の割合は増えているものの、その経験や能力が十分に活かされているとは限りません。例えば、管理職に占める女性の割合はまだ低いのが現状です。また、内閣府の調査でも、若い女性が地方から都市部へ転出する傾向や、地域に残る固定的な性別役割分担意識が、女性の選択肢を狭めている可能性が指摘されています。
美宝氏は、女性のキャリアを「勤務先や役職、収入の有無だけで評価すること」に課題があると語りました。家庭を運営する力、子育てや介護で身につけた調整力、家業を支える中で得た顧客対応や経理の知識、地域活動で築いた人間関係など、女性が日常で積み重ねてきた経験の多くは、「キャリア」として認識されずに埋もれてしまいがちです。
今回の講演で参加者から寄せられた声は、こうした「見えない経験資産」を言葉にし、社会的な価値として捉え直すことの重要性をはっきりと示しています。
「副業」と「パラレルキャリア」ってどう違うの?
講演では、「副業」と「複業・パラレルキャリア」の違いについても詳しく解説されました。
副業が、本業とは別に収入を得る「収入の足し算」であるのに対し、パラレルキャリアは、複数の仕事、役割、所属先、活動の場を持ちながら、自分の経験や人とのつながりを掛け合わせていく「生き方の掛け算」という考え方です。
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会社で得た経験を地域活動で活かす。
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家庭や家業で培った力を新しい仕事につなげる。
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地域で築いた人脈を、企業や自治体の課題解決に活かす。
このように、パラレルキャリアは一つの場所にキャリアを限定せず、自分の経験をさまざまな場所で循環させていくことを目指します。厚生労働省も、副業・兼業を多様なキャリア形成だけでなく、新たな技術開発や起業、第二の人生の準備につながる働き方として位置づけています。
女性のパラレルキャリアを阻む「二つの壁」
美宝氏は、女性がパラレルキャリアを広げていくためには、次の二つの壁を乗り越える必要があると伝えました。
1. 機会と環境の壁
女性自身に意欲や経験があっても、挑戦できる仕事、学び直しの機会、相談相手、柔軟な働き方、経験を活かせる場所がなければ、活躍にはつながりません。女性個人の努力だけでなく、企業、自治体、教育機関、地域団体が協力し、学び、つながり、実践できる環境を整えることが大切です。
2. 思い込みの壁
「母親は家庭を優先すべき」「年齢を重ねてから新しいことを始めるのは難しい」「地方では希望する仕事ができない」「家業や地域活動はキャリアとは呼べない」といった社会や組織の思い込みだけでなく、女性自身の中にある無意識の制限を取り払うことも必要です。
講演では、「咲く場所を増やすこと」「咲き方を一つに決めないこと」が、女性が自分らしく活躍できるパラレルキャリアの定義として語られました。

パラレルキャリアは日本を元気にする力になる!
女性のパラレルキャリアは、個人の働き方にとどまらず、女性活躍推進、企業の人材戦略、地域創生といった社会全体に関わる基盤となり得ると美宝氏は語ります。
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地方に住みながら、都市部の企業と仕事をする女性が増えること。
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50代、60代の女性が、これまでの経験を活かして新しい役割を担うこと。
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子育てや介護をしながらも、キャリアを途切れさせずに社会と関わり続けること。
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地域の女性が仕事や活動を通じて収入や役割、つながりを持つこと。
これらは、労働力不足や地域の担い手不足に対応するだけでなく、若い世代が地域で生きる選択肢やロールモデルを増やすことにもつながります。参加した男性経営者からは、「パラレルキャリアの考え方を、社内の人材活用にも取り入れていきたい」という声も聞かれました。
女性のパラレルキャリアは、女性だけを対象とした支援策ではありません。社員が特定の職務や肩書きに縛られず、社外活動や地域活動を通じて新しい経験を積むことは、人材育成、イノベーション、定着支援、次世代リーダー育成にもつながる可能性を秘めています。
エール株式会社が目指す「女性活躍支援が必要なくなる社会」
エール株式会社は、約10年にわたり、女性のキャリア支援、パラレルキャリア・複業推進、リスキリング、コミュニティ運営、自治体や企業との女性活躍事業に取り組んできました。3,000人を超える女性コミュニティを基盤に、女性が「学ぶ」「つながる」「挑戦する」機会を循環させ、経験を仕事や社会参画につなげる女性人材プラットフォームを運営しています。
美宝氏は、一般社団法人ウーマンエコシステム官民学共創連盟の共同代表として、自治体、企業、教育機関、メディア、コミュニティなどが連携し、女性が継続的に社会参画できる環境を築く「ウーマンエコシステム」の構築にも力を入れています。
エール株式会社が掲げる長期的な目標は、女性を一方的に「支援される存在」として位置づけることではありません。女性が持つ経験や能力が当たり前に評価され、地域・年齢・ライフステージに左右されずに活躍できるようになり、「女性活躍推進」という特別な言葉や事業自体が必要なくなる社会を目指しています。
美宝れいこ氏のコメントにもあるように、「女性一人ひとりに、新しいことを始める力がないのではありません。経験を価値に変える機会や、挑戦できる場が不足しているのだと考えています」。地域に住んでいても、年齢を重ねても、子育てや介護の途中でも、自分の経験を活かして社会と関わり続けられる。そんな選択肢が増えることが、女性だけでなく、企業や地域、そして日本全体の力になるでしょう。





























