経験を「見える化」!病弱児の進学・就労を応援するアプリ「Qケアbase」が登場

  • 2026/7/15
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進学・就職で問われる「経験」の壁

近年、大学入学者全体の過半数を総合型選抜や学校推薦型選抜が占めるようになり、進学でも就職でも「どんな経験を積んできたか」がとても重要になっています。しかし、体力的な制約や通院スケジュールを抱える子どもたちにとって、課外活動やボランティア、アルバイトといった経験の場に参加することは、まだまだ難しいのが現状です。

また、小児慢性特定疾病児童等自立支援事業における就職支援を実施している自治体は、わずか15%にとどまっています。このように、経験を積む機会そのものに構造的な格差があり、制度的な空白があるのが実情なんです。

「Qケアbase」ってどんなアプリ?

「Qケアbase」は、この「経験格差」と「制度の空白」を埋めるためのアプリとして開発されました。気持ちと状態を「こころ・からだ・家庭・環境」の4つの領域で記録し、その記録を「活動証明書」として発行できるのが大きな特徴です。

このアプリには、一般社団法人チャーミングケアが2021年から積み重ねてきた支援実践をもとに開発された教育プログラム「Qケア」(商標登録済みの独自メソッド!)が、デジタルツールとして実装されています。

「Qケアbase」の3つの機能

「Qケアbase」には、日々の活動をしっかり記録し、変化を実感できる3つの機能があります。

  1. 簡単マルチ記録

    Qケア アプリの感情記録画面

    「こころ・からだ・家庭・環境」の4領域を、喜び・悲しみ・怒り・不安/恐れ・やすらぎの5色の感情タグと自由記述で、いつでも簡単に記録できます。その瞬間の気持ちをそのまま残せるのがポイントです。

  2. 変化のグラフ化

    Qケア 記録完了 感情変化のバーチャート

    記録されたデータは、時系列の変化グラフとして自動で生成されます。「参加前」「活動中」「一定期間後」と継続的に記録することで、自分の変化のプロセスを視覚的に確認できるようになります。

  3. 活動証明書発行

    Qケア ボランティア・業務委託 活動証明書

    記録を継続して積み重ねると、自分自身の変化の軌跡が反映されたPDFの証明書が発行されます。これは、総合型選抜・AO入試の出願書類や就職活動の自己PR、リスキリングの実績証明など、さまざまな場面で活用できるでしょう。

2つの利用ルートで気軽に体験!

Qケア 育成プログラムとワークショップの利用ルート

「Qケアbase」には、目的に応じて2つの入り口が用意されています。

  • 育成プログラム参加者向け(継続記録):参加者コードでログインし、活動期間中の記録を積み重ね、修了時に活動証明書を発行します。

  • ワークショップ参加者向け(匿名・1回):イベント参加者向けの体験ルートで、個人情報の登録なしで、その場でQケアの記録を試すことができます。

このワークショップ機能のおかげで、イベントや研修、教育現場など、幅広い場面でQケアを体験できるようになっています。

なぜ「Qケア」は作られたの?

文部科学省の調査(令和7年度)によると、総合型選抜と学校推薦型選抜を合わせた入学者が大学入学者全体の53.6%を占め、一般選抜を上回りました。つまり、進学でも就職でも「どんな経験を積み、何を考えてきたか」を語れることがとても大切になっている時代なんです。

しかし、ボランティアやアルバイトといった活動は、どれだけ深く継続して関わっても、書類上は「参加しました」という証明にしかなりません。1日の体験も1年間の継続も、書類一枚では区別がつかないのが現状です。

さらに、体力的な制約や通院スケジュールを抱える子どもたちにとって、一般的な社会経験の多くは接客や立ち仕事が中心なため、そもそも経験を積む機会自体が限られています。自治体による就職支援もまだ十分とは言えず、「相談は受けるけれど、就労には踏み込まない」という構造的な空白があるのです。

「Qケア」は、この経験格差と制度の空白を埋めるために設計されました。活動のプロセスそのものが証明になり、「どのように変化してきたか」を可視化することで、文章だけでは伝わりにくかった成長を証明できるようになります。

関連の記事はこちらをご覧ください。
https://charmingcare.jp/q-care-top

なぜ特定の学習領域と組み合わせるの?

チャーミングケアは、「Qケア」を活用した学びの領域として、マーケティング・WEB解析・広報・国語(文脈読解)を選んでいます。これには3つの理由があります。

  • 在宅で稼働可能な領域であること
    体力に制約があっても、これらのスキルを活かす職種は在宅で働けるものが多く、病気や配慮事項のある子どもたちの就労と相性が良い領域です。

  • 学校で本格的に扱われないこと
    高校でマーケティングを正規科目として学べるのは商業科のみ(全国の高校生の5.5%)。通常教科と比べてスタート地点が遅いため、早期に学ぶことで、体力や時間に制約のある学生でも優位性を確保しやすくなります。

  • AI時代の実務直結スキルであること
    文脈を読み、言語化する力は、AIに適切な指示を出すための基礎力です。マーケティング・広報・WEB解析も、AIと組み合わせて活用する場面が広がっている領域です。

これらの領域を軸に、進学から就労まで一直線に繋がるような導線として検証が進められています。もちろん、本人の希望が最優先ですが、親和性の高い選択肢を早期に提示することが狙いなんだそうです。

独自の検証構造と今後の展望

チャーミングケアでは、現在「Qケア」のメソッドを活用した学習伴走・メンタリング型の支援プログラムの構想も進めています。メンタリング支援は個別性が高く、支援者の育成にもコストがかかるため、「Qケア」という共通メソッドを土台に、教材化・体系化を進めていく計画です。

また、病弱児だけでなく、ハットランゲージアカデミーをはじめとする教育事業者との協働により、幅広い層でのデータ検証が行われます。今回公開されたベータ版の「Qケアbase」は、その検証基盤としても機能するとのこと。行政機関や教育事業、企業との協働を通じて、病気や配慮事項のある子どもたちの進学・就労をサポートする仕組みの構築を目指しているそうです。ベータ版から正式版への移行時期は、検証状況を踏まえて別途お知らせがあるでしょう。

この夏、「Qケア」を体験できる3つの機会

この夏、実際に「Qケア」を体験できるイベントが3つ用意されています。興味のある方はぜひチェックしてみてください!

  • 中学生向け無料ワークショップ「1分で伝える、自分のこと」
    中学生対象1分で伝える自分の事
    日時:2026年8月8日(土)14:00〜15:00
    対象:中学1〜2年生/定員25名/参加費無料
    Qケアのすごろくと路線図マップを使い、4領域から最近の出来事を書き出し、最後に一人1〜3分で自分のことを話します。
    https://peatix.com/event/5090240

  • 学生と社会人のためのマーケティング・WEB解析・広報講座(短期)
    夏休み限定 学生向けマーケティング・解析・広報講座
    開催時期:2026年7月18日〜8月30日/全3回完結
    対象:高校生・大学生(保護者の同時受講オプションあり)・社会人
    料金(税込):学生11,000円/一般22,000円/親子セット30,030円
    運営:ハットランゲージアカデミー(チャーミングケアは事例提供・実践機会の提供で協働)
    https://hat-language-academy.com/marketing-bootcamp/

  • Qケアbase体験会(無料)
    対象:支援者・教育関係者・医療福祉関係者・保護者・企業ご担当者
    アプリの実際の操作と、支援・教育の現場での活用例が紹介されます。
    https://charmingcare.jp/q-care/qcarebase

ベータ版としての位置づけ

「Qケアbase」は現時点でベータ版として公開されており、機能・仕様・利用体験の改善を継続的に進める試験運用段階です。実際の利用状況やフィードバックをもとに、機能追加や仕様の見直しが予定されています。利用規約・プライバシーポリシー等についても、運用状況に応じて随時見直されるとのことです。

現時点では育成プログラム参加者やイベント参加者向けの体験用途が主な目的とされています。ご意見や改善提案は、チャーミングケアのお問い合わせフォームから送ることができますよ。

お問い合わせフォームはこちら▶
https://charmingcare.jp/contact/

一般社団法人チャーミングケアについて

一般社団法人チャーミングケアの事業内容

一般社団法人チャーミングケアは、病気や障害のある子どもと家族のQOL向上を目指し、「まなぶ・はたらく・しる・かう・おうえんする」の5つの軸で事業を展開しています。

会社名:一般社団法人チャーミングケア
設立:2019年7月
所在地:大阪府池田市新町1-4-池田西山ビル1F
代表理事:石嶋 瑞穂
E-mail: info@charmingcaremall.com
事業内容:福祉関連事業、EC事業、メディア事業、広告事業、雑貨企画販売事業
URL:

TAKAweb master

投稿者プロフィール

いろんなことに興味を持ち、いろいろ試しています。
曲がったことが大嫌いで、噓をつく人は嫌いです。
嘘があふれる世の中で真実を追求する姿勢が大切だと思います。

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