「損が怖い」だけじゃなかった!日本人が投資をしない本当の理由が判明

  • 2026/4/7
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日本人が投資をしない本当の理由とは?

「投資ってちょっと怖いな…」「損したらどうしよう?」

そんな風に感じて、なかなか投資に踏み出せない人は少なくないかもしれませんね。最近ではNISA制度の拡充やネット証券の普及で、資産運用を始めやすい環境が整ってきていますが、それでも有価証券を保有している世帯は全体の3割程度にとどまっています。

一体なぜ、多くの日本人は投資に二の足を踏んでしまうのでしょうか? Lifetime IFA金融研究チームが、この疑問に答えるべく、金融感性工学の視点から調査研究を実施しました。

資産運用イメージ形成・行動ハードルの比較研究

研究で明らかになった「投資のハードル」

この研究では、投資をする人(投資層)としない人(非投資層)の違いが、単に知識量や収入といった合理的な要因だけでは説明できないと考え、「感性構造(物事の意味づけや感じ方)」の違いに着目しました。

18歳から59歳までの男女184名を対象に、お金や資産運用に対するイメージ、将来の不安、行動へのハードルなどについて調査が行われ、テキストマイニングツールを使った分析も実施されました。

投資をしない本当の理由

研究の結果、日本人が投資をしない主な理由は「損が怖い」というより、「難しい・よく分からない」という未知への不安であることが分かりました。多くの非投資層は資産運用の必要性を感じているものの、「難しそう」「怖い」「面倒」「自分にはできなそう」といった心理的なハードルによって行動に移せない「動けない状態」にあると考えられます。

将来不安は関係ない?

意外なことに、将来やお金に対する不安の強さは、投資層と非投資層の間で大きな差はありませんでした。つまり、将来への不安が直接的に投資行動を促す要因にはなっていないということです。

投資行動の違いを生むのは「お金に対する価値観」

投資行動の有無を分けるのは、「お金に対する価値観」であることが示唆されました。お金に対する考え方や捉え方が、投資への一歩を踏み出すかどうかに大きく影響しているようです。

投資開始のきっかけは約40%が「人」

投資を始めたきっかけの約40%が「人」などの外的要因であることが判明しました。身近な人の影響や、専門家からのアドバイスが、投資への最初の一歩を後押ししているのかもしれません。

アドバイザーの存在がカギ

アドバイザーの存在は、資産運用の心理的ハードルを下げる可能性を秘めているとされています。専門家による伴走支援は、投資への不安を和らげ、安心して取り組むための大きな支えになるでしょう。

84%の非投資層が資産運用をしたい

驚くべきことに、投資をしていない人の84%が「資産運用をしたい」と考えていることが明らかになりました。この結果からも、投資への意欲は高いものの、何らかの障壁があることが伺えます。

投資行動を促進するための要素

研究では、投資行動を促進するために、以下の要素が重要であると考えられています。

自己効力感の形成が投資行動へとつながる

  1. 正しい知識を得る機会の提供: 投資に関する正確な情報を分かりやすく学ぶ場が必要です。
  2. アドバイザー等による伴走支援: 専門家が不安に寄り添い、サポートすることが大切です。
  3. 手続きや仕組みの簡素化: 投資を始める際の複雑さを解消することが求められます。
  4. ロールモデルの可視化: 投資をしている身近な人や、成功事例を見せることで「自分にもできる」というイメージを持ってもらえます。
  5. 体験機会の提供: 実際に投資に触れる機会を作ることで、ハードルを下げられます。

これらを通じて「自分にもできる」という自己効力感を形成することが、投資行動につながると考えられています。具体的には、アドバイザーが介在して資産運用のハードルを下げたり、投資教育の機会を増やして正しい情報を提供するフィンフルエンサーの存在を促したりするなどが有効であると示唆されました。

Lifetime IFA金融研究チームは、今後も資産運用行動や金融教育のあり方に関する研究活動を続けていくとのことです。

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いろんなことに興味を持ち、いろいろ試しています。
曲がったことが大嫌いで、噓をつく人は嫌いです。
嘘があふれる世の中で真実を追求する姿勢が大切だと思います。

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