「学習する組織」はどう定着する?DroRが新理論「臨床組織科学(COS)」で解き明かす!

  • 2026/6/5
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「学習する組織」ってどんな組織?

この論文は、ピーター・センゲ氏が提唱した「学習する組織」という考え方を深掘りしています。センゲ氏は、組織が変化に対応し続けるためには、個人の学習はもちろんのこと、チームでの学習、みんなで目指すビジョン、心のあり方、物事をシステムとして捉える思考、そして自己を高める力が大切だと説きました。

DroRもこの視点をすごく大事にしていて、組織が変わることは一度きりのイベントではなく、自分たちの行動パターンを観察し、意味を見つけ、改善し、そしてそれを繰り返していく能力を持つことが重要だと考えています。

新しい視点「臨床組織科学(COS)」とは?

では、DroRが提唱する「臨床組織科学(COS)」って一体何でしょう?これは、複雑系科学、神経科学、組織心理学、行動科学といった様々な分野の知見を統合した、組織に「構造的な介入」をするためのフレームワークなんです。

COSは、組織の安定した状態を自然と生み出す「見えない相互作用構造」を理論化し、その構造に働きかけることを目指します。組織を変えることを「個人の行動を変える」のではなく、「組織が持っている安定状態(アトラクター)を別の状態に移行させる」と捉えるのが特徴です。

学習する組織を「構造」から支えるCOS

「学習する組織」を実現するには、ただ「学習しよう!」とスローガンを掲げるだけでは難しいですよね。例えば、失敗してもみんなで共有できるか、若手が自由に意見を言えるか、問題提起が誰かの責任追及ではなく、みんなで解決策を探る姿勢で扱われるか、フィードバックが建設的に受け止められるか、といった「学習が起きる場の構造」がとても重要になります。

COSは、このような学習を促す条件を、心理的安全性、フィードバックループ、組織アトラクター、Neural Base Design、3Good1More、身体的チェックインといった要素で構造化しています。

Senge学習する組織の概念図

センゲ氏が重視した「システム思考」も、COSの「Loop Conversion Design」と深く関係しています。組織の問題は、個人の意識不足だけでなく、フィードバックの仕組みや遅れ、特定の行動を強めてしまうループ、制限などが原因で起こることがあります。

COSは、こうしたシステム思考を、組織内のフィードバックの仕組みを再設計する「フィードバック・アーキテクチャ」へと繋げます。例えば、「3Good1More」という方法は、個人の会話術というよりは、組織内で自己増幅してしまうループを、自分たちで修正できるループに変えるための具体的な構造プロトコルなんです。

DroRの代表取締役である山中真琴氏は、「学習する組織は多くの企業にとって魅力的ですが、本当に学習が起きるには、悪い知らせも出せること、違和感を言葉にできること、発展的なフィードバックを受け取れることが必要です。COSは、その理想を支える日々の相互作用構造を設計するための手助けをしたい」とコメントしています。

今回の論文のポイント

今回発表された論文は「Conceptual Analysis(概念分析)」という位置づけで、理論を提唱するものです。COSの各技法が、現時点で効果検証を完了したと主張するものではありません。既存の様々な科学的知見を統合し、組織変革を「構造的な介入」という新しい視点から捉え直すための理論的な枠組みと、これから検証・反証されるべき問いを提示しているんですよ。

つまり、COSが既存の理論を全て置き換える、という話ではありません。心理的安全性、組織ルーチン、複雑適応系、場の理論など、これまでの知見を「構造的介入」という観点から再配置し、具体的な研究プログラムとして提示する試みなんです。

株式会社DroRについて

株式会社DroRは、複雑系科学と神経科学をベースに、組織の「見えない相互作用構造」を観察し、設計する研究実践ファームです。臨床組織科学(COS)を理論の柱とし、財務・人事・プロジェクトマネジメントといった高度な専門BPO(ビジネス・プロセス・アウトソーシング)や組織開発、ウェルビーイング、DX支援などを統合的に提供しています。研究と実践を切り離さず、現場から理論を生み出し、理論を現場へ還元する循環を大切にしている会社です。

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いろんなことに興味を持ち、いろいろ試しています。
曲がったことが大嫌いで、噓をつく人は嫌いです。
嘘があふれる世の中で真実を追求する姿勢が大切だと思います。

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