スポットワークは派遣をどこまで変える?タイミーの成長と市場の可能性を徹底分析!
- 2026/2/26
- 副業・お小遣い
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スポットワーク市場の現状と将来予測
まずは、スポットワーク市場と派遣市場の規模を見てみましょう。2024年度の労働者派遣売上高は約9兆3200億円だったのに対し、スポットワーク市場全体は約1100億円、タイミー単体では約900億円でした。派遣市場を100とすると、スポットワーク市場全体は約1.2%、タイミー単体では約1.0%と、現時点ではまだまだ小規模な市場であることがわかります。

しかし、タイミーの流通総額はぐんぐん伸びています。2025年の成長率はスポットワーク市場が132%、タイミー流通総額が127%と、高い水準をキープしているんです。
もしこの成長率が続くと仮定すると、2034年にはスポットワーク市場全体が1.8兆円規模、タイミーの流通総額は約1兆円規模に達する見込みです。これは、同年の派遣市場(予測値)に対してそれぞれ約14.7%、約8%に相当する水準で、派遣業界にとっても無視できない存在になるかもしれませんね。
職種によって異なる代替可能性
では、具体的にスポットワークはどこまで派遣を置き換えられるのでしょうか?職種と時給の2つの視点から見ていきましょう。
職種ごとの分布の違い
職種別に見ると、タイミーの募集は「サービス職」(35.38%)、「運搬・清掃・包装」(32.91%)、「販売職」(24.73%)が中心です。一方、派遣市場では「事務職」(34.8%)や「製造関連」(24.5%)が大きな割合を占めていて、職種構成がかなり違うことがわかります。

資格や専門スキルがあまり必要なく、業務を細かく切り出しやすい販売職、サービス職、運搬清掃系の職種は、スポットワークに置き換わる可能性が高いと言えそうです。もしこれら3職種の案件がすべてスポットワークに代替された場合、その規模は試算ベースで2.2兆円に達する可能性があるそうです。現実的にはすべてが置き換わるのは難しいでしょうが、一定規模で代替が進む可能性は十分にありそうですね。
一方で、事務職や製造関連の職種は、企業ごとのルールや業務内容を理解するのに時間がかかりやすいですよね。また、専門スキルが求められることも多いため、長期の就業や固定配置を前提とした派遣モデルの方が向いていると考えられています。
タイミーの新たな挑戦
しかし、タイミーも手をこまねいているわけではありません。例えば、「受入負荷軽減プロジェクト」では、物流や食品製造など大人数を管理する現場で、タイミーが派遣するリーダー社員がスポットワーカーをまとめ、業務を「まるっと」任せられる体制づくりを進めているんです。

(詳細はこちらの決算説明資料で確認できます:https://contents.xj-storage.jp/xcontents/AS05113/ac0eea98/478b/46a5/a7ed/7bf7bf24da82/20250612105651460s.pdf)
さらに、コールセンター業務向けの「スポット型BPOサービス」も始めているんですよ。ワーカーの育成や管理、仕事の切り出しまで任せられるBPO型のサービスが広がれば、事務職や製造業の分野にもスポットワークが浸透していく可能性は十分あるでしょう。

(詳細はこちら:https://bpolp1.timee.co.jp/)
時給で見るスポットワークと派遣
時給の面ではどうでしょうか?全職種平均で見ると、派遣求人の時給は1,423円、タイミーは1,167円と、派遣の方が257円高くなっています。自由度や気軽さよりも時給を重視するなら、現時点では派遣求人の方が魅力的に感じる人もいるかもしれません。

しかし、「生活衛生サービス」(差額177円)や「運搬」(差額216円)では、派遣とタイミーの時給差が比較的小さいことがわかりました。これらの職種は、派遣のメリットである「長期配置・育成による付加価値」が相対的に小さいという共通点があり、スポットワークが浸透しやすい領域と言えるでしょう。
一方、「商品販売」(差額362円)、「一般事務」(差額332円)、「社会福祉の専門的職業」(差額336円)は時給差が300円以上と大きく開いています。これらの職種では、派遣の時給は平均を上回る一方で、タイミーでは平均前後かそれ以下にとどまっています。時給差が大きい職種ほど、企業側が両者を明確に使い分け、派遣スタッフとスポットワークのスタッフで役割分担が進んでいるのかもしれませんね。
例えば、高い接客スキルやブランド理解が求められる店舗では派遣スタッフを、補助的な接客で対応できる現場はスポットワークを選ぶ、といった具合でしょうか。今後、マニュアル化や業務細分化が進めば、これらの職種でもスポットワークの活用が進む可能性は十分ありそうです。
まとめ
今回の分析から、「すべての派遣の仕事が一気にスポットワークへ置き換わる」可能性は低いことがわかりました。しかし、継続的に働いてもらう必要性が低い業務については、今後はスポットワークへと置き換わっていくシナリオも十分に考えられます。
タイミーの流通総額はまだ派遣市場全体と比べると小さいですが、高い成長が続けば、派遣業界にとって無視できない存在になるでしょう。派遣会社は、スポットワークが拡大する領域を見極め、自社がどのような職種で「長期配置・育成に基づいた付加価値の高い人材」を提供するのか、戦略的に考えていく必要がありそうですね。
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