「港区は強気、湾岸は慎重」?再販マンションが示す東京不動産市場の今
- 2026/3/29
- 投資・FX
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目次:Contents
再販マンションって何?プロの投資判断を示す理由
東京23区の中古マンション市場のリアルな動きを知る上で、すごく大事なのが「再販マンション」の動向です。
再販マンションというのは、不動産会社が中古マンションを買い取って、リノベーションしたり設備を新しくしたりして、価値を高めてからもう一度市場で売る物件のこと。これって、不動産のプロが「この物件は将来上がるぞ!」って見込んで投資している証拠みたいなものなんです。
一般の人が家を売るのとは違って、不動産会社は自分のお金を投資して、リノベーション費用や販売コストもかけて、ちゃんと利益が出るように考えて再販売します。だから、再販マンションの数や売られているエリアを見れば、プロたちがどこに将来性を見出しているのかがわかっちゃうんですね。まさに、中古マンション市場の先行指標と言えるでしょう。
東京23区の再販マンション、2025年は落ち着いた?
東京23区の再販マンションの新規売出数を見てみると、市場の変化がはっきりわかります。

2024年には前年比22%増と、かなり大きく伸びました。これは、不動産価格が上がっている中で、多くの不動産会社が中古マンションへの投資を増やした結果と考えられます。市場が好調だと、再販ビジネスも儲かりやすくなるから、参入する会社や取引が増える傾向があるんですね。
でも、2025年になると状況はちょっと変わって、新規売出数は前年比マイナス2%と、ほぼ横ばいになりました。これは、2024年に一気に増えた後、2025年には需要と供給がちょうどいいバランスになったのかもしれません。つまり、不動産会社による再販投資が加熱しすぎることなく、市場が安定してきた可能性も考えられますね。
再販マンションの動きを見る限り、今の東京23区の中古マンション市場は、価格は上がり続けているものの、急激な供給拡大によるバブルのような過熱状態にはなっていない、と見ることもできそうです。
港区は「強気」!再開発エリアに注目
次に、再販マンションの増加率をエリア別に見ていくと、東京23区の中でも面白い動きが見えてきます。

港区では、2024年に再販マンションが前年比11%増とまずまず伸びて、さらに2025年には17%増と、さらに勢いを増しています。これは、不動産会社が港区の市場に対して、引き続き強気な見方をしている証拠と言えるでしょう。
特に、港区の中でも「浜松町」「港南」「麻布台」「三田」といったエリアでは、2025年に再販マンションの供給がぐっと増えました。

これらのエリアに共通しているのは、大規模な再開発が進んでいたり、目立つタワーマンションが建ったりしていること。都市機能がどんどん便利になったり、インフラが整備されたりすることで、将来的に資産価値が上がるんじゃないかと期待されているんですね。だから、不動産会社も再販物件の価格を高く設定しやすい環境が整っていると考えられます。
それに、港区は富裕層や海外の投資家さんからの人気もすごく高いエリア。実際に住むためというより、投資目的でお金が集まりやすい環境も、再販ビジネスが成功しやすい理由の一つでしょう。
湾岸エリアで見られる投資の調整:中央区でブレーキがかかった理由
一方、中央区の湾岸エリアでは、港区とは対照的な動きが見られました。
中央区では、2024年に再販マンションが前年比45%増と、ものすごい勢いで拡大しました。これは、湾岸エリアの人気が急上昇したことで、多くの不動産会社が再販ビジネスに参入したことを示しています。
しかし、2025年になると状況は一変。再販マンションの増加率は前年比マイナス2%と、大きく減速しました。特に「晴海」「勝どき」といった湾岸エリアでは、再販投資が急速に落ち着く動きが見られています。

これらのエリアは、投資目的だけでなく、ファミリー層を中心に実際に住むための需要も強い地域です。でも、ここ数年の急激な価格上昇で、一般の人が買える価格帯を大きく超えちゃったのかもしれません。
結果として、不動産会社にとって再販物件を「いくらで売れば利益が出るか」という見通しを立てるのが難しくなった可能性があります。つまり、投資した物件をちゃんと利益を出して売れるかどうかが不透明になってきて、新しい投資を控える動きが出てきた、と考えることができるでしょう。
まとめ:これからの市場を読み解くヒント
首都圏の中古マンション価格がバブル期の水準を超えたと言われる今、その価格の構造は大きく変わりつつありますね。特に大事なのは、投資目的の需要と、実際に住むための需要のバランスです。
投資マネーが市場にたくさん流れ込みすぎて、実際に住みたい人の購入を圧迫するような状況は、住宅市場が長く続くという視点から見ると、ちょっとリスクが高い状態と言えます。日本の中古マンション市場は、基本的には「実際に住むための需要」に支えられてきたからです。投資が市場を押し上げる局面があっても、最終的に市場を支えるのは、やっぱり住むことを目的とした購入者なんですね。
だから、再販マンションの動向は、これからの市場を占う上でとっても重要な指標になります。不動産会社がどこのエリアで投資を増やし、どこのエリアで投資を抑えているのか。その動きを読み解くことで、東京23区の中古マンション市場がどう変化していくのかが、もっとはっきり見えてくるはずです!
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資本金 : 1億円





























