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サンスクリーン(日焼け止め製品)は珊瑚礁に有害

2012-03-26

サンケア(日焼け止め)製品の成分がさんご礁を白化し、
さんご礁のウイルス増殖過程を促して いるとイタリア・マルケ工芸大学の科学者が発表しました。

サンケア製品に含まれているオーガニックUVフィルター と合成保存料が自然界に放たれると、
造礁サンゴの白化を促がす恐れがあると研究者のロベルト・ダノバーロ氏は 述べています。

サンゴの白化は、珊瑚と共生している褐虫藻(zooxanthellae) の損失にあるとされています。

この藻は光合成により 栄養とエネルギーを作り出し珊瑚に与えています。

その代わりに保護された環境と光合成に必要な二酸化炭素供給 を与えてもらっているのです。

珊瑚と共生している褐虫藻(zooxanthellae)がいないと珊瑚は最終的には死に至り、
さ んご礁の生態系に否定的な影響を与えます。

さんご礁の白化は世界中の問題となっており、予期していなかった地 球温暖化の影響とも、
増えているUV放射線と公害の影響とも言われています。

ダノバーロ氏と研究チームは日焼け止め製品に含まれている化学物質も
さんご礁の白化を招いていると主張しており、
さんご礁域での日焼け止めを着けた旅行者の増加は
健康なさんご礁の生態系に危険を及ぼしている指摘しています。

研究チームはインドネシア、メキシコ、タイ、エジプトのさんご礁のサンプルから、
日焼け止め製品に含まれる 成分と珊瑚との実験を行い珊瑚の白化の影響を調べました。

サンプル・サイトに日焼け止めを加えたところ、低濃度の日焼け止めであっても、
18~48時間以内に大量の褐虫藻(zooxanthellae)がいなくなり、
96時間以内には造礁サンゴの完全白化が起こったとしています。

白化の原因の成分を見つけるため日焼け止めに通常含まれる7つの成分をテストし、
そのうちの4つの物質が非常 に低濃度であっても完全に白化をもたらすことがわかりました。

研究結果は、パラベン、桂皮酸塩、ベンゾノフェン、カ ンファー抽出物を含んでいる
サンスクリーンは自然のシステムに放出されると
造礁サンゴの白化をもたらすだろうと示しています。

その上、連続して20分以上水中にいると皮膚に塗った25%ほどの
サンスクリーンが水中に放出される と予想されます。

アメリカ食品医薬品局は日焼け止めの使用についてのガイドラインを発表しましたが、
さんご礁を訪れる旅行者数を 想定し、年間 4,000 – 6,000 トンの
サンスクリーンが人々の体よりさんご礁に流れ込むと推定しています。

研究者は日焼け止めに含まれる成分が珊瑚に含まれる休眠中のウィルスを活性化し、
褐虫藻(zooxanthellae)を破 壊させているのではないかと仮定しています。

熱帯生態系とさんご礁地域の日焼け止めによる珊瑚の白化現象は
世 界の問題になりつつあると科学者たちは述べています。

したがって危険にさらされている熱帯生態系を脅かさない
紫 外線のフィルターと研究が必要なのだとまとめています。

http://cosmeticsdesign.com/news/ng.asp?id=83206

 

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